調べても毎回ちょっと怖い
恵比寿笑いを育てていって困った水の問題です
光は置き場所を決めれば、だいたい落ち着く。
温度も季節ごとに気をつければ何とかなる。
でも水だけは、毎回判断が必要で、毎回ちょっと怖い。
前回うまくいったやり方が、次も通用するとは限らない。
ここが一番やっかいだと感じています。
最初は本当に調べました。
本、ブログ、SNS、動画。
恵比寿笑いという名前で出てこなくても、パキポディウム全般の情報を片っ端から見ました。
乾いたらあげる。
乾き切ってからあげる。
成長期は水を増やす。
でも日本の夏は危険。
どれも正しそうで、でも微妙に違う。
調べれば調べるほど、結局自分の株はどうなんだという疑問だけが残りました。
最初の頃は、完全に正解ムーブをなぞっていました。
表面が乾いた。
前回から日数も経っている。
天気も悪くない。
条件はそろっている。
よし、今だと思って水をあげる。
でも、調子は微妙。
悪くはないけど、良くもない。
恵比寿笑いらしい締まりが出てこない。
そんな状態が続きました。
あるとき、鉢を持った瞬間に違和感がありました。
思ったより重い。
表面は乾いているのに、中はまだ湿っている。
それでも水をあげていたことに気づきました。
表面だけを見て判断していたんです。
これでは調子が上がらないのも当たり前でした。
調子が悪いときほど、判断を間違えるというのも何度も経験しました。
少し張りがない。
なんとなく元気がない。
水が足りないのかもと思う。
そこで水をあげる。
結果、さらに締まりがなくなる。
今ならはっきり言えます。
一番水をあげてはいけないタイミングほど、あげたくなります。
そこで思い切って、我慢する方向に振りました。
完全に乾くまで待つ。
鉢が軽くなるまで待つ。
多少シワが出ても我慢する。
正直、かなり怖かったです。
これ、枯らしてないかと毎日思っていました。
でも、恵比寿笑いは意外と強かった。
しばらくすると、塊根が締まってきました。
全体の輪郭がはっきりしてきた。
変にブヨっとしない。
ここでようやく、水をあげすぎていたんだなと腑に落ちました。
今の水やり基準は、かなりアナログです。
鉢が軽いかどうか。
中までしっかり乾いているか。
そして今日水をあげたい理由が、自分の不安じゃないか。
これだけを見ています。
あげるときは、一気にしっかり。
少しだけはやりません。
成長期でも油断はしません。
春から秋は成長期と言われますが、回数を増やすというより、乾くスピードを見るようにしています。
乾いたらあげる。
乾いていなければ触らない。
週に何回という考え方は、完全に捨てました。
夏は成長期ですが、同時に一番怖い季節です。
葉が元気そうに見える。
調子が良さそうに見える。
そこで水を多めにする。
乾かない。
不安になる。
この流れを何度も経験しました。
今は朝か夕方だけ。
真昼には絶対にあげない。
蒸れそうなら間隔を空ける。
元気そうという見た目は、水をあげていいサインではないと自分に言い聞かせています。
冬の潅水は、今でも度胸がいります。
室内管理に切り替えて、水はほぼ切る。
これで何度か冬を越しました。
多少シワが出ても、春にはちゃんと戻る。
ここでやっと、水は命ではないんだなと理解できました。
今だから思うことがあります。
恵比寿笑いの水やりで一番の敵は、不安を解消するための水やりです。
植物のためではなく、自分の安心のために水をあげると、だいたい失敗します。
今の結論です。
乾かす勇気が一番大事。
水は少なめでちょうどいい。
迷ったら、あげない。
調べることは大事ですが、最後に決めるのは目の前の株でした。
最後にひとこと。
恵比寿笑いは、水をあげても無言。
あげなくても無言。
でも調子がいいときだけ、どっしり偉そうに見えます。
たぶん。
今日も黙って、低い姿勢でこちらを見ています。
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