こんにちは。
今日は普段の育て方の記事とは少し違い、私自身の経験についてお話ししようと思います。
このブログを読んでくださっている方の中には、「最近更新が止まっているな」と感じていた方もいるかもしれません。
実は、我が家で大切に育てていた塊根植物を、すべて枯らしてしまいました。
この記事では、なぜそうなってしまったのか、そこからどう向き合い直したのかを、失敗も含めて正直に綴っていきます。同じように植物を枯らして落ち込んでいる方や、育てることに不安を感じている方の参考になれば嬉しいです。
約30株を育てていた日々
以前の私は、グラキリスやパキポディウム、恵比寿笑いなど、約30株の塊根植物を育てていました。
毎朝、鉢を眺めるのが日課でした。少しずつ幹が太くなる様子や、新芽が一つ出るだけで嬉しくなり、その変化を記録することがこのブログを続ける原動力になっていました。土や水やり、置き場所を試行錯誤しながら、育てる時間そのものが生活の楽しみの一つだったのです。
それだけ好きだった塊根植物が、今では手元に一鉢もありません。

なぜ全部枯らしてしまったのか
植物への興味がなくなったわけではありません。理由は、私自身の生活が大きく変わったことにあります。
妻と死別し、生活は一変しました。子どもたちとの時間を最優先に考えるようになり、サッカーの送迎や練習、試合の付き添いなど、一緒に過ごす時間が以前よりずっと増えました。子どもたちにとって大切な時間を支えることは、父親として何よりも優先したいことでした。
そうした生活の中で、植物の管理にまで手が回らなくなっていったのです。
見て見ぬふりをしてしまった日々
正直に言うと、植物が弱っていることには気付いていました。
「今日は水をあげないと」と思いながら、そのまま一日が終わる。「次の休みに植え替えよう」と考えても、その休みは子どもの予定で終わる。気がつけば、何日も植物の様子を見ない日が続いていました。
このままでは枯れてしまう。本当は分かっていました。
それでも私は、見て見ぬふりをしてしまいました。一鉢、また一鉢と元気がなくなっていく姿を見るのがつらくて、向き合うことすらできなかったのです。
今振り返れば、もっと早く何かできたのではないかという後悔は、今でも残っています。植物を育てるということは、生活そのものと切り離せないものなのだと、失って初めて実感しました。
妻が教えてくれた「今を大切にする」ということ
妻との別れは、私の生活を大きく変えました。
以前は植物にかけていた時間も、今では子どもたちと過ごす時間へと変わりました。
あの時間に後悔はありません。
だからこそ、今の自分に合った植物との付き合い方を見つけていこうと思っています。
失敗から学んだこと
今回の経験を通じて、痛感したことがあります。それは、植物を育てるということは「好きだから続けられる」だけでは足りず、生活のリズムの中に無理なく組み込まれていて初めて続けられるものだということです。
以前の私は、30株それぞれに合わせた水やりのタイミングや置き場所を、なんとなく感覚で管理していました。株数が多いうちは気づきにくいのですが、生活に余裕がなくなった途端、その「なんとなく」の管理はあっという間に崩れてしまいます。
また、弱っている植物から目をそらしてしまった経験からは、もう一つ大事なことを学びました。それは、うまくいっていない時ほど、小さな変化に早く気づき、早く手を打つことが大切だということです。忙しさを理由に先延ばしにすればするほど、後で向き合う気力そのものが失われていきます。今回、一鉢だけに絞ったのは、こうした反省をふまえた上での選択でもあります。
それでも「また育てたい」という気持ちは消えなかった
しばらく植物から離れていた時期がありました。それでも不思議と、「また育てたい」という気持ちは消えませんでした。
以前のように30株を管理することは、今の私には難しいと感じています。子育てを最優先にする生活は、これからも変わらないからです。
だからこそ今回は、一鉢だけ。
無理をしない。欲張らない。毎日少しだけでも、植物を見る時間をつくる。
そんな、これまでとは違う育て方をしてみようと思います。植物は数の多さではなく、一鉢だけでも十分に向き合い、楽しむことができる。そのことを、今だからこそ実感しています。
もう一度選んだのは「恵比寿笑い」
再挑戦する植物として選んだのは、恵比寿笑いです。
初めて出会った時のことを、今でもよく覚えています。丸くて愛嬌のある姿、他の塊根植物とはどこか違う優しい雰囲気に、「なんてかわいい植物なんだろう」と一目惚れしました。
これまで多くの品種を育ててきましたが、最後にもう一度育てたいと思えたのは、やはり恵比寿笑いでした。今回はこの一鉢を、これまで以上に大切に育てていこうと思います。
今度は、水やりの頻度をカレンダーで管理したり、置き場所を毎日必ず目に入る場所に決めたりと、忙しい生活の中でも無理なく続けられる仕組みを作るところから始めるつもりです。「気合いで頑張る」のではなく、「仕組みで続ける」育て方を、この一鉢を通して試していきたいと思っています。
このブログも、もう一度育て直します
このブログでは、これからも成功したことだけを書くつもりはありません。
失敗したこと、迷ったこと、うまくいかなかったこと。すべてそのまま残していこうと思います。
同じように植物を枯らして落ち込んでいる方や、「また育ててみようかな」と迷っている方の背中を、少しでも押すことができたら嬉しいです。
恵比寿笑いと一緒に、このブログももう一度育て直していきます。そしていつか、「あの時、諦めなくて良かった」と思える日が来ることを楽しみに、これから一鉢ずつの成長を記録していきます。
おわりに
塊根植物を育てるということは、単に見た目を楽しむだけでなく、自分自身の生活と向き合うことでもあるのだと、今回の経験を通じて改めて感じました。順調な時期の記事だけでなく、うまくいかなかった経験も含めて発信することで、これから育て始める方や、一度手放してしまった方の何かのヒントになればと思います。
これから恵比寿笑いの成長記録とあわせて、水やりの工夫や置き場所の見直しなど、無理なく続けるための具体的な取り組みも少しずつ紹介していく予定です。もし同じように「また育ててみたい」と感じている方がいれば、ぜひ一緒に、一鉢からゆっくり始めてみませんか。
次回の記事では、
「恵比寿笑いを迎えました|全部枯らした私が選んだ一鉢」
を書こうと思います。
植物を育てることは、自分自身の心にも少しずつ水をあげることなのかもしれません。
また一鉢から、ゆっくり始めます。