子どもが左サイドまで運べるのに、「そこから中へ入れない」「シュートまで持っていけない」。そんな悩みはありませんか?
我が家でも同じでした。
今回は、クリスティアーノ・ロナウドに憧れる息子と、公園で「左から中へ切れ込む」練習をした体験を紹介します。うまくいかなかった失敗も含めて、その中で気づいたことをお伝えします。
「練習しなさい」と言って失敗した話は、こちらの記事でも書いています。
左サイドから切れ込めない悩み
試合では左サイドまで運べても、中へ切れ込めず外へ流れてしまう。シュートまで持っていけないことが増え、親として何を練習すればいいのか悩んでいました。
息子が憧れているのはクリスティアーノ・ロナウド。そう分かってから、私は一つの練習を提案してみることにしました。
「今日はロナウドみたいに、左サイドから中へ切れ込んでシュートを打ってみよう。」
このやり取りに至るまでの経緯は、「どんな選手になりたい?」と聞いて気づいた声かけの記事でも書いています。
1日目:まったく形にならなかった練習
初日、公園でさっそく試してみました。
やることはシンプルです。左サイドからボールを運び、途中で中へ方向を変えて、シュートまでつなげる。
ところが、実際にやってみると、想像していたようには全くいきません。
左サイドから運ぶだけで精一杯。中へ切れ込もうとするとドリブルが止まる。シュートまでたどり着けない。
何度やっても同じところでつまずきます。息子の表情にも、だんだん焦りが見え始めました。
「もう無理かも。」
そんな一言も出ました。正直、この日だけを見れば、練習としては失敗だったと思います。
親としてやってしまいそうになったこと
うまくいかない息子を見て、私は口を出しそうになりました。
「もっと足元見ないで」
「そこで切り返すタイミングが早い」
言葉が喉まで出かかりました。でも、以前教えすぎて息子の表情が曇った経験があったことを思い出し、ぐっとこらえました。
教えすぎてしまい、黙って見守ることの大切さに気づいた話は、こちらの記事にも詳しく書いています。
代わりに、ただ回数だけを重ねてもらうことにしました。10回、20回。うまくいかない動きを、繰り返すだけの時間です。
何本目かで訪れた、一本の変化
30本近く繰り返した頃でしょうか。
ある一本だけ、左から中へ自然に体が入り、迷わずシュートまでいけた場面がありました。
シュート自体は枠を外れました。それでも、動き自体は今までとは明らかに違いました。
「今の良かった!」
思わずそう声をかけると、息子は笑いながら言いました。
「ロナウドみたいに打った。」
その一言だけで、この日ここまで繰り返してきた意味があったと感じました。
2日目以降:一進一退の記録
翌日、同じ練習を試すと、前日にできていた動きが、また戻ってしまっていました。
正直、がっかりする気持ちはありました。それでも、「一度できた」という事実は消えていません。
その後の練習も、うまくいく日とうまくいかない日を繰り返しました。それでも少しずつ、成功する回数は増えていきました。
この練習を通して見えてきたこと
一連の練習を振り返って、いくつか気づいたことがあります。
① 「うまくいかない時間」の方が長い
一本の成功の裏には、何十本もの失敗があります。うまくいっている場面だけを求めてしまうと、練習自体がつらいものになってしまいます。
② きっかけは、憧れの選手の名前だけでいい
特別な指導や難しい理論より、「ロナウドみたいに」という一言の方が、息子には響きました。子どもにとっての「動機」は、大人が思うより単純なところにあるのかもしれません。
③ 結果よりも、繰り返す過程を認める
シュートが決まったかどうかより、「今の動きは良かった」という過程への声かけの方が、次への意欲につながっていました。
同じように「うまくいかない練習」に悩む親御さんへ
子どもと一緒に何かに取り組んでいると、思うようにいかない日の方が多いかもしれません。
私自身、初日の練習だけを見たら、「向いていないのかも」と思ってしまったと思います。
でも、続けてみて分かったのは、うまくいかない日の積み重ねの先に、ふとできる瞬間が来るということでした。一回で結果を求めず、繰り返す時間そのものを大切にすることを、これからも意識していきたいと思います。
この練習をおすすめしたい子ども
この練習は、
- 左サイドから中へ入れない
- シュートまで持っていけない
- ドリブルはできるが最後の一歩が出ない
そんな子どもにおすすめです。
もちろん一日でできるようにはなりません。我が家も何度も失敗しました。それでも少しずつ動きが変わり始めています。
親として今後も記録していきます
今回の練習だけで劇的に上達したわけではありません。
これからも失敗しながら、公園での練習や試合で感じたことを、一つずつ記録していこうと思います。同じように子どものサッカーを応援する親御さんの参考になればうれしいです。