一つ上の学年で委縮した息子|「言われるのが嫌だから」に親として考えさせられたこと

結論から言うと、試合で子どもが動けなくなる原因は「技術不足」だけではありません。失敗への恐怖や、周囲からどう見られるかという不安が大きく影響することがあります。今回、息子が一つ上の学年の試合で動けなかった経験を通して、親として学んだことを書きます。

子ども 試合 動けない、サッカー 試合 緊張。そう検索してこのページにたどり着いた方も多いのではないでしょうか。私も同じように悩み、答えを探していました。

この記事はこんな方におすすめ

  • 試合で子どもが動けない・チャレンジできないことに悩んでいる
  • 子どもに何と声をかければいいか分からない
  • 一つ上の学年でのプレーを検討している
  • 子どもの「失敗が怖い」という気持ちにどう向き合うか悩んでいる
  • 子どもの自己肯定感を大切にしたいと考えている

一つ上の学年で試合に出るメリット

普段は経験できない相手との対戦。体格差やスピード、判断力の違いを肌で感じられる貴重な機会です。

私は「結果よりチャレンジを見たい」と思っていました。うまくいかなくてもいい。いつもとは違う環境で、どんなふうにボールに関わろうとするのか。そんな姿を楽しみにグラウンドへ向かいました。

普段のチームメイトより体格の大きい相手ばかりです。それでも、いつも通りボールを怖がらずに動いてくれるはずだと、私は勝手に期待していました。

ベンチから見えていた景色

試合が始まると、私はベンチから何度も思いました。

「なんで走らないんだろう。」

「今なら行けるのに。」

「普段なら絶対行くのに。」

そう思う場面が何度もありました。しかし息子は動きません。ボールも呼ばない。チャレンジもしない。

同じように、ベンチから我が子を見ながら、もどかしさを感じたことがある親御さんも多いのではないでしょうか。味方がスペースへ走り込む場面でも、息子だけがその場に留まっていました。相手にボールを持たれても、距離を詰めにいく様子はありません。

私は、「どうしたんだろう」という気持ちでいっぱいでした。

試合後に聞いた「言われるのが嫌だから」

試合後、帰りの車の中で聞いてみました。

「今日、あまり動けてなかったね。どうしたの?」

しばらく黙っていた息子が、ぽつりと言いました。

「言われるのが嫌だから。」

「誰かに何か言われた?」

そう聞くと、

「取られたら、下手って思われそうで。」

その一言で、私は返す言葉が見つかりませんでした。

車の中は、しばらく静かでした。

私は「もっとチャレンジしていいんだよ」と言いたくなりましたが、その言葉を口にする前に、まず息子がなぜそう感じるようになったのか、理由を聞いてみることにしました。すると、ぽつりぽつりと、練習中に感じていたことも話してくれました。

試合で子どもが動けなくなる理由

私は、息子が「うまくいかないこと」そのものを恐れているのだと思っていました。でも実際は違いました。

子どもは、

  • ミスすること
  • 怒られること
  • チームメイトに何か言われること

を恐れているケースがあります。ジュニアサッカーのメンタル面では、こうした周囲の評価への不安が、試合での消極的なプレーにつながることが少なくありません。

親から見ると「チャレンジすればいい」と思っても、本人の世界では「失敗したら終わり」くらいに感じていることがあります。息子にとっての恐怖は、プレーの結果そのものではなく、そのあとに向けられる周りの目だったのです。子ども 失敗が怖い、という悩みの背景には、こうした周囲の目への意識が隠れていることが多いように感じています。

親がやってしまいがちな声かけ

正直に言うと、試合中の私は「動かない方が怒られる」と言いそうになりました。喉まで出かかった言葉を、なんとか飲み込みました。

私は「もっと走れ」と言えば変わると思っていました。

でも、それは親の勝手な考えでした。

息子は走れなかったのではなく、走る勇気が出なかったのです。

もしあの時「もっと走れ」と言っていたら、息子は「やっぱりお父さんも分かってくれない」と思ったかもしれません。

今でも正解は分かりません。しかし、まず話してくれたことを受け止めることが大切だった気がしています。サッカー 親 声かけとして良い言葉を探すより先に、まず聞く姿勢の方が大切だったのかもしれません。

練習の場面で教えすぎそうになった時の失敗談は、こちらの記事でも書いています。

同じ試合でも親と子では見えている景色が違う

私は「スペースがある」と見えていました。息子は「失敗する場所」に見えていました。

同じ試合でも、見えている景色はまったく違っていたのです。ベンチから客観的に見ている親と、実際にプレーしている本人とでは、感じているプレッシャーの大きさがまるで違います。この違いに気付けたことが、今回の一番の収穫だったように思います。

こんなお困りごとはありませんか?

試合でチャレンジできない子どもについて、次のような悩みを持つ親御さんは多いのではないでしょうか。

  • 練習ではできるのに、試合になると動けない
  • どう声をかけたらいいか分からず、つい黙ってしまう
  • 「なんでやらないの」と言いたくなるのを我慢している
  • 子どもの本音がなかなか聞き出せない

私自身、これらすべてに心当たりがあります。次の章では、私なりに意識するようになったことをまとめます。

親として変えたこと

① 結果ではなく挑戦を褒める

「ナイスチャレンジ!」この一言だけで十分な日もあります。

② 失敗した理由を責めない

「なんで行かなかった?」ではなく「どう思ってた?」と聞くだけで会話は変わります。

③ 安心して失敗できる環境を作る

子どもは「失敗しても大丈夫」と思えた瞬間からチャレンジを始めます。子どもの自己肯定感は、結果を褒められることよりも、挑戦そのものを認められることで育っていくように感じています。

「どんな選手になりたい?」と聞くようになってから、息子との会話が少しずつ変わってきた経緯は、こちらの記事にも詳しく書いています。

私自身もまだ答えを探している

私は指導者ではありません。サッカー経験者でもありません。だから今でも答えは分かりません。

でも、息子が安心して挑戦できる親でありたい。その気持ちだけは忘れないようにしたいと思っています。

まとめ

あの日、私は息子が動けなかった試合を見ていました。

でも本当に見えていなかったのは、息子の心だったのかもしれません。

親は結果を変えることはできません。でも、子どもがもう一度チャレンジしたくなる環境をつくることはできます。

次の試合で結果が出るかは分かりません。それでも私は、息子が一歩踏み出した時に「ナイスチャレンジ」と笑って言える親でいたいと思っています。

よくある質問

Q. 子どもが試合で動けなくなるのは甘えですか?

必ずしも甘えではありません。緊張や周囲の評価への不安が影響していることも多くあります。

Q. 試合後はすぐアドバイスした方がいいですか?

感情が落ち着いていない直後は、まず話を聞くことを優先した方が、子どもが本音を話しやすい場合があります。

Q. 一つ上の学年でプレーするメリットは?

体格差やプレースピード、判断力の違いを体感できることは大きな成長につながります。結果だけでなく、挑戦した経験そのものにも価値があります。


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